外壁の防水塗装はいくら?価格に影響する5つの要素も徹底解説

Dr.神谷
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  • みなさま。こんにちは。
    屋根から人の笑顔を作りたい!!!神清(かみせい)のDr.神谷です。

    弊社は、半田市にある創業150年老舗三州瓦の生産・販売・工事を行っている会社です。
    年間200棟以上の雨漏り調査・修理を行っています。
    建築業界誌「日経アーキテクチュア」の連載記事「新次元!雨漏り対策」を執筆しています。

本記事はこんな人にお勧めします。

外壁の防水塗装の価格について詳しく知りたい

外壁の防水塗装の価格が決まる要素について知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は「外壁の防水塗装の価格について詳しく知りたい」「外壁の防水塗装の価格が決まる要素について知りたい」という方に向けて書かれています。

外壁が劣化してくると、防水塗装を検討する方もいると思います。
でも、気になるのが防水塗装の価格ですよね。

本記事では、外壁の防水塗装の価格について解説していきます。外壁の防水塗装は建物の特徴によっても価格が変わってくるので、価格が決まる要素についても詳しく解説していきますのでぜひ参考にしてくださいね。

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外壁の防水塗装の価格はどれくらい?

一般的な戸建住宅で防水塗装を行った場合の費用相場を紹介します。

シリコン塗料を使った一般的な外壁の塗装代は2,500~3,500円/㎡程度ですが、防水性能の高い塗料で防水塗装を行った場合の塗装代は6,000〜7,000円/㎡程度です。

外壁塗装には足場代や人件費なども必要となるため、120~130万円程度(シリコン塗料では100万円程度)必要とお考えください。

2、3割程度高くなりますので外壁にひび割れがたくさん入っているなどの場合にご検討ください。

 

塗料メーカーの値上げが続いている

ウクライナ紛争などにより塗料の原材料価格が高騰していることを受けて、他の建築資材と同様に塗料価格も値上げが続いています。

塗料の値上げ率は5%~20%程度で、戸建住宅の外壁のシリコン塗料代ベースですと2~5万円程度値上げとなっています。

防水塗装ですとさらに高額の値上げになります。

 

高額である防水塗装を行うメリット・デメリットは以下となります。

●メリット

  • ヒビ割れからの雨水浸入を防げる
  • 雨漏りによる建物の腐朽・腐食を防げる

 

●デメリット

  • 大きなヒビ割れには対応できない
  • 費用が高い

 

外壁のヒビ割れからの雨水浸入を防ぐメリットと高額であるデメリットを比べて防水塗装の採用を検討しましょう。

一定の予算が必要な外壁の防水塗装のメリットとデメリットについて詳しくはこちらの記事で解説しています。

外壁の防水塗装とは?メリットとデメリットを徹底解説

 

外壁の防水塗装の価格に影響する5つの要素

外壁の防水塗装の価格に影響する5つの要素について紹介します。

  1. 塗料の種類
  2. 外壁の種類
  3. 劣化の状態
  4. 面積
  5. 依頼する業者

 

次の章からそれぞれについて詳しく解説していきます。

 

【外壁の防水塗装の価格に影響するの要素】①塗料の種類

防水塗装には主に2つの仕上げ方法があります。

  1. 単層弾性
  2. 複層弾性

 

2つの仕上げ方法によって価格と耐久年数が大きく異なりますので紹介します。

仕上げ方法主要成分塗り回数ヒビ割れ追従性耐用年数価格
単層弾性弾性セラミックシリコン系樹脂3回(下塗り、上塗り2回)微細なヒビ割れに追従8~10年2,500~3,500円/㎡
複層弾性アクリルゴム系エマルション5回(下塗り、中塗り2回、上塗り2回))微細なヒビ割れに追従10~20年(上塗り材による)6,000~7,000円/㎡

 

複層弾性仕上げは中塗りで2回弾性塗料を塗るため、塗膜の厚みを持たせることができその分ヒビ割れに追従できます。

上塗り塗料をフッ素にすることで、最長20年の耐用年数を持たせることができますが、費用も高額となります。

戸建住宅で考えますと単層弾性仕上げが費用面も考えてオススメとなります。

 

【外壁の防水塗装の価格に影響するの要素】②外壁の種類

外壁の種類によって、外壁の防水塗装の費用が変わってきます。

外壁の防水塗装はモルタル、コンクリート、ALCパネルの外壁材に使用されます。

外壁材がALCパネルの場合は、目地のメンテナンスが必要なので、塗装費用以外にコーキング費用が必要となり、その分トータルの価格は高くなります。

※サイディングには防水塗装は行わず、上塗り塗装だけを行うことが一般的です。

 

外壁防水におけるコーキングの重要性について詳しくはこちらの記事で解説しています。

外壁防水のためにコーキングは重要!劣化症状や補修費用を紹介

 

【外壁の防水塗装の価格に影響するの要素】③劣化の状態

外壁の劣化が激しい場合は、防水塗装の前に補修工事が必要となります。

外壁のヒビ割れの幅によって、下塗り材を刷込み補修したり、その部分をUカットしてコーキングを埋める補修したりすることが必要です。

ヒビ割れの幅が0.2mm未満の場合は、下塗り材のフィラーを刷り込み補修費用は、400~500円/mとなります。

ヒビ割れの幅が0.2mm以上の場合は、その部分をUカットしてコーキングする補修費用は、2,500円/mとなります。

 

外壁の防水塗装は、外壁の劣化が大幅に進行する前に行うことをオススメします。

 

【外壁の防水塗装の価格に影響するの要素】④面積

外壁の防水塗装を行う上で、塗装面積が広いとその分必要な塗料・手間が増えるため、金額が高くなります。

逆に、部分塗装などの小面積の場合は一式工事となるため、割高になります。

また、「雨戸・戸袋」「シャッターボックス」「水切り」「換気フード」などの付帯物が多い建物はその面積分は安価になりますが、別途、付帯塗装費用がかかり高くなります。

 

【外壁の防水塗装の価格に影響するの要素】⑤依頼する業者

外壁の防水塗装は、どこの業者に依頼するのかによって価格に大きな差が生まれます。

大手ハウスメーカーや工務店に依頼する場合、その大手の人件費に見合う中間マージンが直接工事費に上乗せされます。

建設した会社に依頼すると費用は割高となりますが、新築時からの人間関係があるため安心な面もあります。

業者を決めるときは、複数の業者に見積もりを依頼して、その中でしっかりとした見積書を作成してくれる自分と相性の良さそうな業者を選ぶことをオススメします。

 

注意しておきたい大幅な値引きと追加費用

外壁の防水塗装工事を契約をする上での注意点を紹介します。

  • 最初の見積もり金額よりも大幅な値引き額を提示してくる業者
  • 他の業者よりもかけ離れて安価な業者
  • 見積金額よりもオプション工事で追加費用が発生する業者

 

塗料代や人件費など外壁の防水塗装で必要な金額は決まっています。

大幅な値引きやかけ離れて安価な業者は、必要なものを省いている可能性があります。

塗装直後では、手抜き工事や塗料の厚み不足は判断できないため、あらかじめ注意しておきましょう。

また、見積もりのときは低価格でも、工事が始まってから他の業者にはないオプション工事という名目で代金を追加する業者もいるようです。

業者選びは、地元で施工実績のある業者や詳細な見積書を作成してくれる業者を選びましょう。

 

【まとめ】防水塗装の費用はしっかりチェックしよう

外壁の防水塗装工事は、一般的なシリコン塗料の塗装に比べて、2、3割は高くなります。

外壁のヒビ割れからの雨水浸入を防ぐメリットと高額であるデメリットを比べて防水塗装の採用を検討しましょう。

戸建住宅で考えますと単層弾性仕上げでは、そこまで大幅なコストアップにはならないので費用面でオススメとなります。

業者を決めるときは、複数の業者に見積もりを依頼して、その中でしっかりとした見積書を作成してくれる自分と相性の良さそうな業者を選ぶことをオススメします。

塗装直後では、手抜き工事や塗料の厚み不足は判断できず後から不具合が発生するため、あらかじめ注意しておきましょう。

 

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